－自己紹介をお願いします

山本です。よろしくお願いします。
昨年会社を退職しまして、何をやろうかなと考えているときに、たまたま相棒から声がかかって飲食店というものを始めることになりました。
この業界は初めてだったので右も左もわからない状態でのスタートだったのですが、おかげさまで軌道に乗りつつあるところまできました。

－お店の紹介をお願いします。

去年（2009年）オープンしました。
最初に店舗を見たときは本当にボロボロだったのですが、大工仕事も自分たちでほとんどやって手作りで作り上げました。内装やペンキなどは本職に頼みましたが、 かなり仲間内でやりました。店名は、今こういう世の中ですから、ノスタルジックな雰囲気というか昭和の雰囲気を出したいということで、まず『昭和』というキーワードが
決まりました。後にいろいろな候補の中から『昭和きっちん』に決めました。お客様がくつろげるようにということを一番に考えて居心地の良い店作りに取り組んでいます。

－確かに落ち着いた良い雰囲気ですね。

大衆食堂をイメージしていて、本当はもっと古めかしい感じを考えていたのですが、職人さんたちが頑張ってくれて、予想よりもずっと立派になりました。
カウンターの高さ、椅子とのバランス。長時間いてもくつろげるようにひとつひとつ考えています。
料理も熱いものは熱くといった基本的なことを大切に、絶対質は落とさないと言い聞かせています。
おかげさまで、『おいしいよ！』という声もいただけていますので、本当にうれしいですね。

－看板を作った時期はいつごろですか？

できるところは自分たちでやっていましたが、看板は店の顔なので、これは絶対にプロに頼もうと考えていました。
初めて連絡をしたのは（2009年）9月の前半だったと思います。
インターネットでファンタジスタさんを見つけまして、ホームページのデザインも非常に良くって、たまたまですが所在地も私の自宅からそれほど離れていない。
どうせだったら地元の業者にお願いした方がいいだろうと思って決めました。

－地元の業者の方が良いですか？

はい。地元意識もありますが、打ち合わせひとつとっても近い方が楽ですし、連絡も取りやすいですから。
『看板　製作』など、いろいろな言葉で検索しているうちに、ホームページを見つけました。

－作られた看板について教えてください。

入り口の上についている看板2枚です。
最初は『昭和レトロ』というイメージだけ伝えてお願いしました。
その後の打ち合わせで具体化しながら今の形になっていきました。
予算的な制約や『さびやすい』『傷みやすい』といった制約、やりたいことと現実とのせめぎ合いでした。
岡本さんにもいろいろ相談にのってもらって最終的には満足のいくものができあがったと思っています。

－打ち合わせをしながら一緒に作っていった感じでしょうか？

そうですね。
色もひとつひとつ目で見せてもらって決めたり、素材を見せてもらったり、変更、変更と何回もやったこともありました。

－確かに立体になっていたり木を使用していたりと手の込んだ看板ですよね。

枠や店名、メニュー板などに本物の木を使っています。木のところの文字は実際に書いているんです。
このあたりのことは、立体にするということも含めてですが、岡本さん側から提案してもらったことなんです。
『昭和レトロ』という大きなイメージはありましたが、看板に関しては素人なので、具体的なアイデアはあまり浮かんでこないんです。
そこはやはりプロですね。提案してもらって『それは良いですね！』となりました。

－ホームページを見て決めたとのことですが、どのくらい検討されたのですか？

いや。看板を作ろうと決めてホームページを見つけて、その日にすぐ連絡しました。

－看板業者を探すときに重要視したポイントは？

まず悩んだのが、『いくらかかるのかわからない』こと。全く見当がつかないので困りました。
イメージはだいたい固まっていたので、あとはできるだけ良いものを作ってほしいということでしたので、金額のイメージができないのは不安でした。
あとは『これお願いします。』『はい、わかりました。』と、ただ作るだけでなく、より良くするために一緒に考えてくれる業者のほうが良いですね。
こっちは素人ですから、『こういうやり方がありますよ』『こうした方が良いですよ』と教えてくれるとありがたいです。

－ファンタジスタに決めた理由は？

ホームページです。
ホームページを見て、デザインや色使い、過去の事例、書いていることなどを、いろいろ見て『ここならやってくれるのでは』と思いました。 単に安いだけをアピールしていたら信用できなかったでしょう。 看板は使い捨てじゃないですから、こちらの良いものを作りたいという気持ちに応えてくれそうな業者にお願いしたいと考えていますから。

電話をしてみたらすぐにつながり、受付の女性の方の対応も非常に良かった。 それでもう、ここで間違いないなと確信しました。

－他の業者とは比較しましたか？

いえ。他は探しませんでした。ホームページはいろいろな業者をみましたが、ホームページを見て、連絡してみてファンタジスタが良いなと思ってからは他は考えませんでした。
私の性分的なこともあるんでしょうね。
『ここだ！』と決めたら後はあれこれ悩まない。
ホームページを見て『ここだ！』と決めたとのこと。
終始『満足の出来』と笑顔で答えていただけた。

－実際にファンタジスタで製作してみた感想をお聞かせください。

やりとりも本当にスムーズでしたし満足しています。
できあがった看板もすばらしく、スタッフみんなで『おぉ！いいなぁ！』と。 『かわいい』『あたたかい』『懐かしい』と入れたかったイメージが完璧に表現されていたので、本当に文句なし。
イメージ通りというよりイメージ以上。最高の看板を作ってもらえたと思っています。

－今後のファンタジスタに望むことはありますか？

いつまでも変わらないでほしいです。
初心を忘れないというか、飲食店でも店が大きくなると味が落ちたり、サービスが悪くなったりというのはよくあります。
ファンタジスタさんには、今のプロ意識を失わずに、いつまでもこのクオリティを保っていてほしいと思っています。

－今後の展開や抱負などお聞かせいただけますか？

自分が心から行きたいなと思える店作りをしていきながら、できれば何店か出店できればと思っています。
行ってほっとする店。くつろげる店って意外と少ないと思うんですね。
だから、そういう心からほっとする店、くつろげる店を多く提供していければと考えています。

※取材日時：2010年1月19日